できる事をやるしかない

アラフォー妻子持ち医師のなんとなく思っている事

住宅ローンの疾病特約は必要か?

医師なんてお金に困ってないんでしょう?と思われるでしょうか。もちろん、爪に火をともすような生活ではありませんが、いわゆる「お金持ち」のイメージとは程遠いです。ですので、お金の話題には関心が強いです。

 

最近だと住宅ローンを組むときに色々お金の事を考えました。

 

住宅ローンといえば金利でしょうが、いろんな金融機関をあたって0.1%でも金利の低いところを、と言うほどこだわりはしませんでした。理由は時間がかかるからです。

なんども銀行に足を運ぶのは正直しんどいと感じます。結局メガバンクで35年固定金利1.5%のローンを組みました。探せばもう0.1〜0.2%金利の低いローンもあったとは思いますが、そこは手間賃と思い割り切りました。

その代わりに、なんの特約もつけませんでした。3大疾病特約とか8大疾病特約とかを金利0.3%上乗せくらいでつけられるアレです。

私が疾病特約をつけなかった理由は金利を抑えたいことももちろんありますが、あまり必要性が感じられないこともあります。

だって、いつ病気になって、ローンが払えなくなるか心配で、と言う考えは重々承知ですが、実際に医師として働いていると、疾病特約を満たすような状態の方をあまり見た事がありません。私がローンを組んだ銀行では疾病特約によりローン返済が免除される条件に「その病状により60日以上就労不能となった場合」とあり、該当する疾患は心筋梗塞脳卒中、糖尿病、肝硬変、慢性腎不全、etc.でしたが、どれも60日以上就労不能となるようなケースは少ないと感じます。

また、癌も含めて、疾病特約の条件を満たすような事が起きるのは多くの場合、ある程度の年齢になってからです。例えば、65歳で癌になって疾病特約の条件を満たしたとして、ローンの残額はどれくらい残っているのでしょうか?

そんなこんなで疾病特約は必要ないな、と感じています。もちろん、万一の事を考えて、100万、200万でそのリスクを取り除けるなら、金利が高くても構わないとお考えの方も当然いらっしゃるでしょう。将来のことに絶対はありませんから・・・。

ですが、もし本当にそう言った事を心配されるのであれば、まずは健康的な生活で健康な体を維持される事もお忘れなく。