できる事をやるしかない

アラフォー妻子持ち医師のなんとなく思っている事

人に言うからには

健康管理のために

「食べるのを控えましょう」

「運動しましょう」

「痩せましょう」

と説明することが多いですが、太ってていかにも運動していなさそうな医者に言われても説得力がありませんよね。

 

私は176cm、68kgの至って標準体形ですが、多少運動しているので、数字よりは細く見えるようです。健康管理よりも体型維持、見た目をスリムに保って好きな服を着る、ために運動しているのですが、結果的に色々と都合の良いことが多いです。あと、食べることが大好きで、食べる事を我慢したくありません。でも太りたくない。そうなると食べた分消費するしかありません。

運動すると精神的にも安定しますし、自分が実践していることは患者さんへも自信を持って勧められます(笑)

 

 

でも、食べるのを控える、運動すると言うのは漠然としています。患者さんからは「そんなに食べてないんですけどねけ」「結構運動しているはずなんですが」と言うお悩みを聞くこともあります。みなさん頑張っていない訳ではないのに、どうしてうまくいかないのか。多くの場合は摂取エネルギーと消費エネルギーの見積もりが間違っているのだと思います。

多くの場合、本人が思っていより摂取カロリーが多い、本人が思っているほど消費カロリーがない、結局エネルギーを摂取しすぎ(食べすぎ)です。

 

家計簿と一緒です。

決まった収入(摂取エネルギー)に対して支出(消費カロリー)が多ければ赤字になりますし、逆なら黒字になります。

 

 

摂取カロリーは食べたものからおよそ計算できますが(真面目に計算している人は少ないと思いますが)、消費カロリーの計算はなかなか難しいです。体格や運動の内容でだいぶ変わります。最近は活動量計(消費カロリーを推測してくれる機械)もあるので参考にされると良いでしょうね。

 

始めやすい運動はウォーキングですが、残念ながらそれほどカロリー消費は期待できません。ウォーキング中にスポーツドリンクを飲むとそれだけでも出入りはゼロになるかもしれません。ましてやウォーキングの後に、ちょっと小腹が空いて・・・となると摂取カロリーが消費カロリーを上回る可能性が高いです。

 

私は食べ物を買うときに「この食べ物は何Kcal?」を確認するのが癖になっています。自分の消費カロリーは1時間、10kmのジョギングで750kcalと分かっていますので、例えば250kcalのケーキを食べれば20分のジョギングをしないと消費しきれません。20分のジョギングに見合うと思えば食べますし、そうでなければ食べません。そうやって普段からエネルギーの収支を意識しているとそのうち自然と、食べすぎ、運動不足から解消されます。