できる事をやるしかない

アラフォー妻子持ち医師のなんとなく思っている事

健康志向

診察中に健康管理について聞かれることがちょくちょくあります。

 

「テレビで○○が良いと聞きました。本当ですかね?」「○○を食べると良いと雑誌で読みました」、「サプリを飲んでも構いませんか?」などなど。私はあまりテレビを見ないので、「おぉっ、最近はそんなことが話題になっているのか」と驚きます。

 私は特別に食べ物や生活習慣の良し悪しについて深く勉強したわけではありませんが、健康管理については「こうするとよくなる」ことよりも「これはしない方がいい」ことをよく見直してみる必要があると思います。

 

生活習慣病はない方がいい

タバコは吸わない方がいい

アルコールは飲みすぎない方がいい

生活リズムは不規則でない方がいい

 

 もし健康を維持したいのであれば、とにかく生活習慣病にならないこと、すでに生活習慣病なのであれば良い状態まで治療をしておくことが最優先だと思います。生活習慣病の大部分は飲むこと・食べることの管理、適度に運動することで維持出来ると思います。

 

喫煙は私の知る限り体にいいことは一切ありません。吸わないとかえってストレスが・・・という方も、禁煙して吸わなくてもストレスを感じない状態が当たり前にする必要があります。(法律で禁止されていないだけで、タバコがやめられないのは一種の薬物中毒です)

http://www.jstc.or.jp/uploads/uploads/files/information/2018625t.pdf

 

アルコールも飲まなければ飲まないで問題ありませんし、コントロールできるなら適量の範囲で嗜んでください。

仕事の多様化で生活リズムが不規則な方も多いでしょうが、夜質の良い睡眠をとるべきです。

上記のことががうまくできないなら、まずはそれがうまく出来るような工夫や見直しに最大限の労力を割いてください。

 

生活習慣の改善・管理をしないで他の健康に良さそうなことに興味を持つのは、借金(住宅ローンなどは別です)があるのに投資に関心を持つようなものだと思います。

 

こうした、当たり前に自分でできる事をした上で、それでももっと健康に良い事をしたいというのであれば健康番組の情報に興味をもったり、サプリメントを試してみるのもアリかもしれません(個人的には不要なものが多いと感じます)。